「空狐」という言葉をご存知でしょうか?
狐の妖怪である「妖狐」には階級があるそうです。
その中でも分かりやすい位の狐をいくつかご紹介させて頂きます。
【阿紫霊狐】
一歳~百歳までの狐を阿紫と呼び、
五十歳になってから霊山や霊場にて修行。
仙術を学び、百歳に至って地狐神に昇格。
と、こんな風に聞くと凄い感じがするのですが、簡単にいうと普通の狐だそうです。
普通の基準…
【地狐】
ここから少し年齢層が広くなりますが、百歳以上~五百歳余りの歳月を生きている狐であり、一般的に「妖狐」と呼ばれるのはこちらです。
狐には【善狐(良い狐)】と【野狐(人に悪さを働く狐)】と呼ばれる狐がいるそうで、NARUTOでお馴染みの【九尾の狐】はここの位にいるそうです。
野狐はどれほど歳を重ねても、ここの位から上にはいけないそうです。
【気狐】
五百歳以上~九百歳以上
みなさんご存知の稲荷神社の神使である狐が、ここの位だそうです。
ほとんどが白狐であり、人々に幸福をもたらすとされています。
一番身近な存在とも言えますね。
【天狐】
1000歳を超え、神通力を持ち神格化した妖狐(善狐)。
物事を見透かす千里眼を持つそうです。
尻尾は4つと、九尾の狐の頃より5本ほど減るそうです。
長崎県の小値賀島という場所では憑き物一種とされているそうで、憑かれると占いでもなんでも言い当てるなどの神通力が備わるそうです。
【空狐】
3000歳を超えた大神狐(肉体を持たないそうです)。
神通力を自在に操り、尻尾はないそうです。
また、空狐が人間に憑いたという随筆もあり、源平や壇ノ浦、関ヶ原などの物語を人々に語ったそうです。
このように、空狐の位は狐の最上位です。
福岡では先日、空狐が世界を解毒する「解毒ミュージック」を世界に向けて発信(ようやく本題)。
彼ら空狐3000は2016年1月に空狐としての位に赴き、メタルポップというジャンルを確立。
ここから新たに始まる第一幕をぜひご覧下さい。
MV制作スタッフ
監督・編集 森本敬大
撮影 岩男海誠
照明 梶原章平
空狐3000 公式ホームページ
http://artist.aremond.net/foxwedding/
公式Twitter
https://twitter.com/FoxZet?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=http%3A%2F%2Fartist.aremond.net%2Ffoxwedding%2F
豆知識ですが、稲荷神社の神様=狐と思っている人が多いと思いますが、狐はあくまで神の使いであり、宇迦之御魂神(ウカノミタマ)様という女神さまだそうです。
宇迦之御魂神はモンスターストライク(以下モンスト)で登場しております、「スサノオ」が「クシナダヒメ」の次に妻にした「カムオオイチヒメ」との間に生まれたとされているそうです。
続きますが、「クシナダヒメ」は「スサノオ(素盞嗚尊)」がヤマタノオロチ討伐の際に「クシナダヒメ」を櫛(くし)に変えたという話があり、「櫛になった姫」=「クシナダヒメ」という言葉遊びであるとされている説もあるそうです。
福岡の櫛田神社では、元々クシナダヒメを祀っていたとされる説もあり、モンスト民の方々は、キャラクター同士の関係性や歴史背景を知る事も楽しいのではないでしょうか?
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